【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2023-025113

バッファロー製 LinkStation 200 シリーズにおける任意コード実行の脆弱性

概要

株式会社バッファローが提供する LinkStation 200 シリーズは、ネットワーク対応 HDD(NAS)です。
LinkStation 200 シリーズには、ファームウェアアップデート時にダウンロードしたデータの完全性検証が十分に行われないことにより、システム上で不正なコードを実行させられる脆弱性(CWE-354、CVE-2023-51073)が存在します。

この脆弱性情報は、製品利用者への周知を目的に、開発者が JPCERT/CC に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.3 (警告) [その他]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


バッファロー
  • LS210D ファームウェア Ver. 1.80 およびそれ以前のバージョン
  • LS210DC ファームウェア Ver. 1.80 およびそれ以前のバージョン
  • LS210DG ファームウェア Ver. 1.80 およびそれ以前のバージョン
  • LS210DN ファームウェア Ver. 1.80 およびそれ以前のバージョン
  • LS210DNB ファームウェア Ver. 1.80 およびそれ以前のバージョン
  • LS220D ファームウェア Ver. 1.80 およびそれ以前のバージョン
  • LS220DB ファームウェア Ver. 1.80 およびそれ以前のバージョン
  • LS220DC ファームウェア Ver. 1.80 およびそれ以前のバージョン
  • LS220DG ファームウェア Ver. 1.80 およびそれ以前のバージョン
  • LS220DN ファームウェア Ver. 1.80 およびそれ以前のバージョン
  • LS220DNB ファームウェア Ver. 1.80 およびそれ以前のバージョン

影響を受ける製品は広範囲に及びます。詳細は製品開発者が提供する情報を確認してください。
想定される影響

中間者攻撃 (man-in-the-middle attack) を実行可能な攻撃者によって、root ユーザの権限で任意のコードを実行される可能性があります。

[分析結果のコメント]
不正なファームウェアデータをダウンロードおよび実行させられることを一次被害として評価しています。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアを最新版にアップデートしてください。
ベンダ情報

バッファロー
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. データの整合性検証不備(CWE-354) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2023-51073
参考情報

  1. JVN : JVNVU#90953541
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2023-51073
  3. 関連文書 : github.com (CVE-2023-51073)
  4. 関連文書 : www.buffalotech.com
更新履歴

  • [2024年02月02日]
      掲載
  • [2024年03月25日]
      JVNVU の内容に合わせて全体を更新