【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2023-002055

ケービデバイス製デジタルビデオレコーダにおける複数の脆弱性

概要

株式会社ケービデバイスが提供する複数のデジタルビデオレコーダ製品には、次の複数の脆弱性が存在します。

 * 不適切な認証(推測可能な認証情報) (CWE-287) - CVE-2023-30762
 * OSコマンドインジェクション (CWE-78) - CVE-2023-30764
 * ドキュメント化されていないデバッグ機能を有効化される問題 (CWE-912) - CVE-2023-30766

この脆弱性情報は、下記の方が JPCERT/CC に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 情報通信研究機構 サイバーセキュリティ研究所 森好樹 氏、丑丸逸人 氏、首浦大夢 氏、久保正樹 氏
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 8.8 (重要) [その他]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


株式会社ケービデバイス
  • KB-AHR04D 91110.1.101106.78 より前のバージョン
  • KB-AHR08D 91110.1.101106.78 より前のバージョン
  • KB-AHR16D 91110.1.101106.78 より前のバージョン
  • KB-IRIP04A 95110.1.100290.78A より前のバージョン
  • KB-IRIP08A 95110.1.100290.78A より前のバージョン
  • KB-IRIP16A 95110.1.100290.78A より前のバージョン

想定される影響

遠隔の第三者によって、当該製品上で任意の OS コマンドを実行されたり、機器の設定を変更されたりする可能性があります。

[分析結果のコメント]
CVE-2023-30762 により入手した認証情報を用いて、当該機器上で OS コマンドが実行されることを想定しています。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアを最新版にアップデートしてください。

詳細は、開発者が提供する情報をご確認ください。

ベンダ情報

株式会社ケービデバイス
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な認証(CWE-287) [その他]
  2. OSコマンドインジェクション(CWE-78) [その他]
  3. 非公開の機能(CWE-912) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2023-30762
  2. CVE-2023-30764
  3. CVE-2023-30766
参考情報

  1. JVN : JVNVU#90812349
更新履歴

  • [2023年06月07日]
      掲載