【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2023-001002

OpenAM Web Policy Agent (OpenAMコンソーシアム版) におけるパストラバーサル脆弱性

概要

OpenAM Web Policy Agent (OpenAMコンソーシアム版) には、URL のパース処理の不備に起因するパストラバーサルの脆弱性 (CWE-22) が存在します。
さらに、本脆弱性を悪用するような URL に対し、アクセスポリシーの判定が正しく行われない場合があります。

この脆弱性情報は、製品利用者への周知を目的に、開発者が JPCERT/CC に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.5 (重要) [その他]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [その他]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


OpenAM コンソーシアム
  • OpenAM Web Policy Agent (OpenAM コンソーシアム版) バージョン 4.1.0

想定される影響

第三者がドキュメントルート外のファイルにアクセスする可能性があります。
また、アクセスを許可されていない第三者が、保護されたリソースにアクセスする可能性があります。
対策

[パッチを適用する]
開発者が提供する情報をもとにパッチを適用してください。

[ワークアラウンドを実施する]
WAF(Web Application Firewall) や IPS(Intrusion Prevention System) などにより、不審な通信を検知・遮断してください。
ベンダ情報

OpenAM コンソーシアム
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. パス・トラバーサル(CWE-22) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2023-22320
参考情報

  1. JVN : JVNVU#91740661
更新履歴

  • [2023年01月11日]
      掲載