【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2023-000020

web2py の開発ツールにおけるオープンリダイレクトの脆弱性

概要

web2py のソースコードに含まれている admin 開発ツールにはオープンリダイレクト (CWE-601) の脆弱性が存在します。
開発者によると、当該ツールの本番環境での使用やインターネット上での公開は推奨していないとのことです。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 株式会社エーアイセキュリティラボ 吉開拓人 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 4.7 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.6 (注意) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


web2py
  • web2py 2.23.1 より前のバージョン

想定される影響

当該ツールを使用している場合、web2py の利用者が細工された URL にアクセスすることで、任意のウェブサイトにリダイレクトされる可能性があります。結果として、フィッシングなどの被害にあう可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、最新版にアップデートしてください。
ベンダ情報

web2py
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2023-22432
参考情報

  1. JVN : JVN#78253670
更新履歴

  • [2023年02月28日]
      掲載