【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2022-002770

コンテック製 SolarView Compact におけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性

概要

株式会社コンテックが提供する SolarView Compact は、太陽光発電計測監視装置です。
SolarView Compact の Web サーバのネットワーク導通チェック画面には、クロスサイトスクリプティング (CWE-79、CVE-2022-44355) の脆弱性が存在します。

2022 年 12 月 5 日現在、本脆弱性の実証コードの公開を確認しています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.4 (警告) [その他]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
※上記は、CVE-2022-44355 の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値:6.1 (警告) [その他]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
※SV-CPT-MC310 および SV-CPT-MC310F の Ver.7.24 より前のバージョンにおいては、必要な特権レベル(PR)は「不要 (N)」となり、CVSSv3 は上記の評価となります。
影響を受けるシステム


株式会社コンテック
  • SolarView Compact SV-CPT-MC310 Ver.8.02 より前のバージョン
  • SolarView Compact SV-CPT-MC310F Ver.8.02 より前のバージョン

想定される影響

当該製品にログインした状態のユーザのウェブブラウザ上で、任意のスクリプトを実行される可能性があります。

なお、SV-CPT-MC310 および SV-CPT-MC310F の Ver.7.24 より前のバージョンにおいては、当該製品にログイン無しでアクセスしたユーザも本脆弱性の影響を受ける可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアを最新版にアップデートしてください。
開発者は、本脆弱性を修正した次のファームウェアをリリースしています。

 * SolarView Compact
  * SV-CPT-MC310 Ver.8.02
  * SV-CPT-MC310F Ver.8.02
 
[ワークアラウンドを実施する]
次の回避策を適用することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能です。

 * 本製品をスタンドアロンで運用している場合は、本製品をネットワーク接続しない
 * 本製品のネットワークの上流側にファイアウォールを設置する
 * 本製品のネットワークアクセスを信頼できる閉域網で構成する
 * SV-CPT-MC310 および SV-CPT-MC310F の Ver.7.24 より前のバージョンを使用している場合、本製品の「ユーザー設定」にて「ユーザー認証範囲の設定」を「全画面を認証対象にする」に設定する
 * 本製品に初期設定されている認証情報を変更する
ベンダ情報

株式会社コンテック
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. クロスサイトスクリプティング(CWE-79) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2022-44355
参考情報

  1. JVN : JVNVU#93526386
更新履歴

  • [2022年12月06日]
      掲載