【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2022-002768

ユニモテクノロジー製デジタルビデオレコーダにおける複数の脆弱性

概要

ユニモテクノロジー株式会社が提供する複数のデジタルビデオレコーダ製品には、次の複数の脆弱性が存在します。

 * 不適切な認証(推測可能な認証情報)(CWE-287) - CVE-2022-44620
 * OSコマンドインジェクション (CWE-78) - CVE-2022-44606
 * ドキュメント化されていないデバッグ機能を有効化される問題 (CWE-912) - CVE-2022-43464

なお本件の報告者によると、本脆弱性を悪用した攻撃が確認されているとのことです。

この脆弱性情報は、次の方が製品開発者に直接報告し、製品開発者との調整を経て、製品利用者への周知を目的に JVN での公表に至りました。
報告者: 情報通信研究機構 サイバーセキュリティ研究所 森好樹 氏、丑丸逸人 氏、首浦大夢 氏、久保正樹 氏
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 8.8 (重要) [その他]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


ユニモテクノロジー株式会社
  • UDR-JA1604 ファームウェア バージョン 71x10.1.107112.43A およびそれ以前
  • UDR-JA1608 ファームウェア バージョン 71x10.1.107112.43A およびそれ以前
  • UDR-JA1616 ファームウェア バージョン 71x10.1.107112.43A およびそれ以前

想定される影響

遠隔の第三者によって、当該製品上で任意の OS コマンドを実行されたり、機器の設定を変更されたりする可能性があります。

CVE-2022-44620 により入手した認証情報を用いて、当該機器上で OS コマンドが実行されることを想定しています。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアを最新版にアップデートしてください。
本脆弱性はファームウェアバージョン 71x10.1.107114.43A で修正されています。
ベンダ情報

ユニモテクノロジー株式会社
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な認証(CWE-287) [その他]
  2. OSコマンドインジェクション(CWE-78) [その他]
  3. 非公開の機能(CWE-912) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2022-44620
  2. CVE-2022-44606
  3. CVE-2022-43464
参考情報

  1. JVN : JVNVU#94514762
更新履歴

  • [2022年12月02日]
      掲載