【活用ガイド】

JVNDB-2022-002431

Medtronic 製 MiniMed 600 シリーズにおける保護メカニズムの不具合の脆弱性

概要

Medtronic 社が提供する MiniMed 600 シリーズはインスリンポンプです。MiniMed 600 シリーズには保護メカニズムの不具合の脆弱性が存在します。

 * 保護メカニズムの不具合 (CWE-693) - CVE-2022-32537
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 4.8 (警告) [その他]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム

次のバージョンの MiniMed 600 シリーズインスリンポンプおよび付属コンポーネントが本脆弱性の影響を受けます。

Medtronic
  • MiniMed 620G MMT-1710 ファームウェア
  • MiniMed 630G MMT-1715 ファームウェア
  • MiniMed 630G MMT-1754 ファームウェア
  • MiniMed 630G MMT-1755 ファームウェア
  • MiniMed 640G MMT-1711 ファームウェア
  • MiniMed 640G MMT-1712 ファームウェア
  • MiniMed 640G MMT-1751 ファームウェア
  • MiniMed 640G MMT-1752 ファームウェア
  • MiniMed 670G MMT-1740 ファームウェア
  • MiniMed 670G MMT-1741 ファームウェア
  • MiniMed 670G MMT-1742 ファームウェア
  • MiniMed 670G MMT-1760 ファームウェア
  • MiniMed 670G MMT-1762 ファームウェア
  • MiniMed 670G MMT-1780 ファームウェア
  • MiniMed 670G MMT-1781 ファームウェア
  • MiniMed 670G MMT-1782 ファームウェア

想定される影響

脆弱性を悪用された場合、次のような影響を受ける可能性があります。

 * 当該製品と付属コンポーネントがペアリングしている際、隣接するネットワーク上の第三者によってペアリングに使用される通信プロトコルを解析され、結果として、インスリンの投与量や投与のタイミングを不正に操作される
対策

[ワークアラウンドを実施する]
開発者は、ワークアラウンドの適用を推奨しています。
詳細は、開発者が提供する情報をご確認ください。

ベンダ情報

Medtronic
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 保護メカニズムの不具合(CWE-693) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2022-32537
参考情報

  1. JVN : JVNVU#98323022
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2022-32537
  3. ICS-CERT ADVISORY : ICSMA-22-263-01
更新履歴

  • [2022年09月22日]
      掲載
  • [2024年05月31日]
      CVSS による深刻度:内容を更新
      参考情報:National Vulnerability Database (NVD) (CVE-2022-32537) を追加