【活用ガイド】

JVNDB-2022-001962

ruby-mysql におけるファイル参照に関する脆弱性

概要

ruby-mysql は Ruby プログラムから MySQL を操作するためのライブラリです。ruby-mysql には、MySQL サーバからクライアント側のローカルファイルに適切な認可処理を経ずにアクセスすることが可能となる脆弱性(CWE-610)が存在します。

この脆弱性は次の方が発見し、Rapid7 へ報告しました。
その後 Rapid7 が CERT/CC ならびに JPCERT/CC を含めて開発者との調整を行い、JPCERT/CC は製品利用者への周知を目的に JVN での公表に至りました。

報告者: MOGWAI LABS GmbH Hans-Martin Munch 氏
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.5 (警告) [その他]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


tommy
  • ruby-mysql 2.10.0 より前のバージョン

想定される影響

攻撃者が運用する MySQL サーバに接続したクライアント上において、クライアントの ruby-mysql が動作するプログラムによりアクセス可能な範囲で、任意のファイルを読み取られ、データを不正に窃取される可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、最新版にアップデートしてください。
ベンダ情報

tommy
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 別領域リソースに対する外部からの制御可能な参照(CWE-610) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2021-3779
参考情報

  1. JVN : JVNVU#92799903
更新履歴

  • [2022年06月30日]
      掲載