【活用ガイド】

JVNDB-2022-001959

Apache Tomcat の examples におけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性

概要

Apache Tomcat の examples Web アプリケーション内のフォーム認証サンプルにおいて、ユーザからのデータをフィルタリングせずに表示してしまうクロスサイトスクリプティング(CVE-2022-34305、CWE-79)の脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

影響を受けるシステム


Apache Software Foundation
  • Apache Tomcat 10.1.0-M1 から 10.1.0-M16 までのバージョン
  • Apache Tomcat 10.0.0-M1 から 10.0.22 までのバージョン
  • Apache Tomcat 9.0.30 から 9.0.64 までのバージョン
  • Apache Tomcat 8.5.50 から 8.5.81 までのバージョン

想定される影響

当該サンプルを使用しているサイトにアクセスしたユーザのウェブブラウザ上で、任意のスクリプトを実行される可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者は、本脆弱性の対策版として次のバージョンのリリースを予定しています。
提供後、最新バージョンにアップデートしてください。

 * Apache Tomcat 10.1.0-M17
 * Apache Tomcat 10.0.23
 * Apache Tomcat 9.0.65
 * Apache Tomcat 8.5.82

[ワークアラウンドを実施する]
開発者は、Apache Tomcat セキュリティガイド内に記載されている examples Web アプリケーションの削除を推奨しています。
ベンダ情報

Apache Software Foundation
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. クロスサイトスクリプティング(CWE-79) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2022-34305
参考情報

  1. JVN : JVNVU#92304549
更新履歴

  • [2022年06月27日]
      掲載