【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2022-001929

富士電機製 V-SFT における複数の脆弱性

概要

富士電機株式会社が提供する作画エディタ V-SFT に含まれているシミュレータモジュールには、複数の脆弱性が存在します。

* 境界外書き込み (CWE-787)- CVE-2022-30538
* 境界外読み取り (CWE-125)- CVE-2022-30546
* ヒープベースのバッファオーバーフロー (CWE-122)- CVE-2022-26302
* 解放済みメモリ使用 (use-after-free) (CWE-416)- CVE-2022-29522
* 初期化されていないポインタのアクセス (CWE-824)- CVE-2022-29925

この脆弱性情報は、下記の方が JPCERT/CC に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者 : Michael Heinzl 氏
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.8 (重要) [その他]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


富士電機
  • V-SFT v6.1.6.0 より前のバージョン

想定される影響

細工された画面データファイルを開くことで、次のような影響を受ける可能性があります。

* 情報漏えい
* 任意のコード実行
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、最新版にアップデートしてください。

開発者は、v6.1.6.0 において本脆弱性の対策を行っています (改善情報 2240H36)。
ベンダ情報

富士電機
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. ヒープベースのバッファオーバーフロー(CWE-122) [その他]
  2. 境界外読み取り(CWE-125) [その他]
  3. 解放済みメモリの使用(CWE-416) [その他]
  4. 境界外書き込み(CWE-787) [その他]
  5. 初期化されていないポインタのアクセス(CWE-824) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2022-30538
  2. CVE-2022-30546
  3. CVE-2022-26302
  4. CVE-2022-29522
  5. CVE-2022-29925
参考情報

  1. JVN : JVNVU#99188133
更新履歴

  • [2022年05月27日]
      掲載