【活用ガイド】

JVNDB-2022-001541

Apache Struts 2 において任意のコードを実行される脆弱性(S2-062)

概要

The Apache Software Foundation が提供する Apache Struts 2 には、不適切な入力確認(CWE-20, CVE-2021-31805)に起因する任意のコードが実行可能な脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 9.8 (緊急) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Apache Software Foundation
  • Apache Struts 2.0.0 から 2.5.29 まで
日本電気
  • ESMPRO/ServerManager 6.10 から 6.58
  • ESMPRO/ServerManager 7.00 から 7.12

開発者によると、本脆弱性は S2-061(CVE-2020-17530、JVN#43969166)における修正が不十分であったことが原因であるとのことです。
想定される影響

遠隔の第三者によって、任意のコードを実行される可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、最新版にアップデートしてください。
開発者は本脆弱性を修正した、バージョン 2.5.30 をリリースしています。
ベンダ情報

Apache Software Foundation 日本電気
  • NEC製品セキュリティ情報 : NV22-013
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2021-31805
参考情報

  1. JVN : JVNVU#96910606
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2021-31805
  3. JPCERT 緊急報告 : JPCERT-AT-2022-0011
更新履歴

  • [2022年04月14日]
      掲載
  • [2022年05月24日]
      CVSS による深刻度:内容を更新
      参考情報:National Vulnerability Database (NVD) (CVE-2021-31805) を追加
  • [2022年09月26日]
      影響を受けるシステム:ベンダ情報の追加に伴い内容を更新
      ベンダ情報:日本電気 (NV22-013) を追加