【活用ガイド】

JVNDB-2022-001496

Philips 製 e-Alert における重要な機能に対する認証の欠如の脆弱性

概要

Philips 社が提供する e-Alert は MRI システム監視プラットフォームです。e-Alert には、重要な機能に対する認証の欠如(CWE-306、CVE-2022-0922)の脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.5 (警告) [その他]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


フィリップス
  • e-Alert ファームウェア 2.7 およびそれ以前のバージョン

想定される影響

同一ネットワーク上にいる第三者によって、システムをシャットダウンされる可能性があります。
対策

2022年3月30日現在、本脆弱性への対策は提供されていません。
Philips 社によると、2022年7月までに本脆弱性を修正した新リリースを計画しているとのことです。

[ワークアラウンドを実施する]
Philips 社は、次のワークアラウンドの適用を推奨しています。

 * Philips 社が提供しサポートする製品は、物理的及び論理的な制御を含め、Philips 社によって認定されている仕様の範囲で操作する
 * ネットワークとそれに接続されているデバイスへのアクセスは、許可された担当者のみに許可する
ベンダ情報

フィリップス
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 重要な機能に対する認証の欠如(CWE-306) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2022-0922
参考情報

  1. JVN : JVNVU#90879206
  2. ICS-CERT ADVISORY : ICSA-22-088-01
更新履歴

  • [2022年03月31日]
      掲載