【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2022-001477

Netcommunity OG410X および OG810X シリーズにおける OS コマンドインジェクションの脆弱性

概要

東日本電信電話株式会社および西日本電信電話株式会社が提供する VoIP ゲートウェイ/事業所向けひかり電話対応アダプター OG410X および OG810X シリーズには、特別に細工された設定ファイルを読み込ませることにより任意の OS コマンドが実行可能となる脆弱性(CWE-78、CVE-2022-22986)が存在します。

この脆弱性情報は、株式会社ゼロゼロワン 早川 宙也 氏 が製品開発者に直接報告し、製品開発者との調整を経て、製品利用者への周知を目的に JVN での公表に至りました。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 8.0 (重要) [その他]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


西日本電信電話株式会社
  • 事業所向けひかり電話対応アダプター Netcommunity OG410Xa ファームウェア Ver.2.28およびそれ以前のバージョン
  • 事業所向けひかり電話対応アダプター Netcommunity OG410Xi ファームウェア Ver.2.28およびそれ以前のバージョン
  • 事業所向けひかり電話対応アダプター Netcommunity OG810Xa ファームウェア Ver.2.28およびそれ以前のバージョン
  • 事業所向けひかり電話対応アダプター Netcommunity OG810Xi ファームウェア Ver.2.28およびそれ以前のバージョン
東日本電信電話株式会社
  • VoIPゲートウェイ Netcommunity OG410Xa ファームウェア Ver.2.28およびそれ以前のバージョン
  • VoIPゲートウェイ Netcommunity OG410Xi ファームウェア Ver.2.28およびそれ以前のバージョン
  • VoIPゲートウェイ Netcommunity OG810Xa ファームウェア Ver.2.28およびそれ以前のバージョン
  • VoIPゲートウェイ Netcommunity OG810Xi ファームウェア Ver.2.28およびそれ以前のバージョン

想定される影響

隣接ネットワーク上の攻撃者によって特別に細工された設定ファイルを読み込まされることにより、システム上で任意の OS コマンドが実行される可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアを最新版にアップデートしてください。
ベンダ情報

西日本電信電話株式会社 東日本電信電話株式会社
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. OSコマンドインジェクション(CWE-78) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2022-22986
参考情報

  1. JVN : JVNVU#94900322
更新履歴

  • [2022年03月23日]
      掲載