【活用ガイド】

JVNDB-2022-001376

GE Digital 製 Proficy CIMPLICITY における機微な情報の平文通信の脆弱性

概要

GE Digital 社が提供する HMI および SCADA プラットフォームである Proficy CIMPLICITY には、機微な情報の平文通信の脆弱性(CWE-319、CVE-2022-21798)が存在します。CIMPLICITY ネットワーク上では、認証情報を平文で通信しています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.5 (重要) [その他]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


GE デジタル
  • Proficy CIMPLICITY すべてのバージョン

想定される影響

平文で送られた認証情報を窃取され、機器を不正に操作される可能性があります。

対策

[ワークアラウンドを実施する]
GE Digital 社は通信の暗号化を設定することを推奨しています。
通信の暗号化の設定方法は、Secure Deployment Guideを参照ください。
また CIMPLICITY Windows Hardening Guide and Recommendationsの項目「Appendix A IPSEC Configuration」にある IPSEC 設定についても参照することを推奨しています。
ベンダ情報

GE デジタル
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 重要な情報の平文での送信(CWE-319) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2022-21798
参考情報

  1. JVN : JVNVU#96846804
  2. ICS-CERT ADVISORY : ICSA-22-053-02
更新履歴

  • [2022年02月28日]
      掲載