【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2022-000048

L2Blockerセンサー設定画面における認証回避の脆弱性

概要

株式会社ソフトクリエイトが提供する L2Blocker には、センサーに対して代替パスまたはチャネルを利用することでログイン時の認証回避が可能となる脆弱性 (CWE-288) が存在します。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 株式会社サイバーディフェンス研究所

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.4 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.8 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


株式会社ソフトクリエイト
  • L2Blocker オンプレミス版 Ver4.8.5 およびそれ以前のバージョン
  • L2Blocker クラウド版 Ver4.8.5 およびそれ以前のバージョン

開発者によると、すでにサポート終了をした3系以前のバージョンも本脆弱性の影響を受けるとのことです。
想定される影響

当該機器にアクセスできる第三者によって不正にログインされ、機器内の情報が窃取されたり、機能不全に陥ったりする可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。
本脆弱性は、以下のバージョンで修正されています。
  • L2Blocker Ver4.8.6

開発者によると、L2Blockerクラウド版は開発者により既にアップデートが実施されており、L2Blockerクラウド版利用者による操作は不要とのことです。
ベンダ情報

株式会社ソフトクリエイト
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な認証(CWE-287) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2022-33202
参考情報

  1. JVN : JVN#51464799
更新履歴

  • [2022年06月24日]
      掲載