【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2022-000027

AssetView における重要な機能に対する認証の欠如の脆弱性

概要

株式会社ハンモックが提供する AssetView には、管理サーバ上の重要な機能に対する認証の欠如 (CWE-306) の脆弱性が存在します。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: GMOサイバーセキュリティ byイエラエ デニス ファウストヴ 氏、ルスラン サイフィエフ 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 9.0 (緊急) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.3 (危険) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


株式会社ハンモック
  • AssetView Ver.13.2.0 より前のバージョン

開発者によると、AssetView CLOUD は本脆弱性の影響を受けないとのことです。
想定される影響

当該システムの設定情報を知っている遠隔の第三者によって細工されたファイルを管理サーバにアップロードされると、当該サーバで管理されているクライアント上において管理者権限で任意のコードを実行される可能性があります。
対策

[パッチを適用する]
開発者が提供する情報をもとにパッチを適用してください。
開発者は本脆弱性の対策として次のパッチをリリースしています。
  • AssetView サーバー通信モジュール Hotfix

なお開発者によると、AssetView Ver.11.0.0 より前のバージョンはすでに保守期間が終了しているため、対策は提供されません。
AssetView を Ver.11.0.0 およびそれ以降のバージョンにアップデートした上で、パッチを適用してください。

詳しくは開発者が提供する情報をご確認ください。
ベンダ情報

株式会社ハンモック
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な認証(CWE-287) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2022-28719
参考情報

  1. JVN : JVN#54857505
更新履歴

  • [2022年04月22日]
      掲載