【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2022-000007

TransmitMail における複数の脆弱性

概要

TransmitMail は、PHP で動作するメールフォームシステムです。TransmitMail には、次の複数の脆弱性が存在します。

・外部入力値の検証不備に起因するディレクトリトラバーサル (CWE-22) - CVE-2022-22146
・クロスサイトスクリプティング (CWE-79) - CVE-2022-21193

この脆弱性情報は、次の方が製品開発者に直接報告し、製品開発者との調整を経て、製品利用者への周知を目的に JVN での公表に至りました。
報告者: ishiyuriniwa 氏
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.3 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
※上記は、CVE-2022-22146の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.1 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
※上記は、CVE-2022-21193の評価になります。
影響を受けるシステム


多川 貴郎
  • TransmitMail 2.5.0 から 2.6.1 まで

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。
・遠隔の第三者によって、サーバ上の任意のファイルを取得される - CVE-2022-22146
・当該製品を使用しているサイトにアクセスしたユーザのウェブブラウザ上で、任意のスクリプトを実行される - CVE-2022-21193
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。
ベンダ情報

多川 貴郎
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. パス・トラバーサル(CWE-22) [IPA評価]
  2. クロスサイトスクリプティング(CWE-79) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2022-22146
  2. CVE-2022-21193
参考情報

  1. JVN : JVN#70100915
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2022-22146
  3. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2022-21193
更新履歴

  • [2022年01月25日]
      掲載