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JVNDB-2022-000004
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ラベルプリンター「テプラ」PRO SR5900P / SR-R7900P における認証情報の不十分な保護の脆弱性
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株式会社キングジムが提供するラベルプリンター「テプラ」PRO SR5900P / SR-R7900P には、認証情報の不十分な保護 (CWE-522) の脆弱性が存在します。
この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 三井物産セキュアディレクション株式会社 塚本 泰三 氏
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CVSS v3 による深刻度 基本値: 4.3 (警告) [IPA値]
- 攻撃元区分: 隣接
- 攻撃条件の複雑さ: 低
- 攻撃に必要な特権レベル: 不要
- 利用者の関与: 不要
- 影響の想定範囲: 変更なし
- 機密性への影響(C): 低
- 完全性への影響(I): なし
- 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度 基本値: 3.3 (注意) [IPA値]
- 攻撃元区分: 隣接
- 攻撃条件の複雑さ: 低
- 攻撃前の認証要否: 不要
- 機密性への影響(C): 部分的
- 完全性への影響(I): なし
- 可用性への影響(A): なし
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株式会社キングジム
- ラベルプリンター「テプラ」 PRO SR-R7900P 本体ソフトウェア Ver.1.030 およびそれ以前
- ラベルプリンター「テプラ」 PRO SR5900P 本体ソフトウェア Ver.1.080 およびそれ以前
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当該製品にネットワーク経由でアクセス可能な第三者によって、インフラストラクチャモードで Wi-Fi アクセスポイントに接続するための認証情報が漏えいする可能性があります。
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[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、最新版にアップデートしてください。
開発者は、本脆弱性を修正した次のバージョンをリリースしています。
- ラベルプリンター「テプラ」PRO SR5900P 本体ソフトウェア Ver.1.090
- ラベルプリンター「テプラ」PRO SR-R7900P 本体ソフトウェア Ver.1.040
開発者によると、本体ソフトウェアを最新版にアップデートすると、ネットワーク経由での Wi-Fi アクセスポイントに接続するための設定変更や登録情報の読出しができなくなるとのことです。そのため、開発者はネットワーク設定確認ツールからネットワーク経由でテプラ本体にアクセスする機能を削除した、下記ソフトウェアをリリースしました。
- TEPRA Label Editor SPC10 (Windows 向け、ネットワーク設定確認ツールをバンドル) Ver.3.02
- SMA3プリンタドライバ「TEPRA Driver」 (macOS 向け、ネットワーク設定確認ツールをバンドル) Ver.1.20
USB 接続経由では従来通り Wi-Fi アクセスポイントに接続するための設定変更や登録情報の読出しが可能です。
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株式会社キングジム
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- その他(CWE-Other) [IPA評価]
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- CVE-2022-0184
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- JVN : JVN#81479705
- National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2022-0184
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