【活用ガイド】

JVNDB-2021-020155

Adobe Reader および Acrobat における解放済みメモリの使用に関する脆弱性

概要

Adobe Reader および Acrobat には、解放済みメモリの使用に関する脆弱性が存在します。

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.5 (警告) [その他]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


アドビシステムズ
  • Adobe Acrobat 2020 (Classic 2020) 2020.004.30015 未満 (Windows/macOS)
  • Adobe Acrobat 2017 (Classic 2017) 2017.011.30202 未満 (Windows/macOS)
  • Adobe Acrobat DC (連続トラック) 2021.007.20091 未満 (Windows/macOS)
  • Adobe Acrobat Reader DC (連続トラック) 2021.007.20091 未満 (Windows/macOS)
  • Adobe Acrobat Reader DC 2020 (Classic 2020) 2020.004.30015 未満 (Windows/macOS)
  • Adobe Acrobat Reader DC 2017 (Classic 2017) 2017.011.30202 未満 (Windows/macOS)

想定される影響

攻撃者により、悪意のあるファイルを介して、ASLR などの緩和策を回避される、および重要なメモリ情報を公開される可能性があります。

対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

アドビシステムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 解放済みメモリの使用(CWE-416) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2021-39859
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2021-39859
  2. IPA 重要なセキュリティ情報 : Adobe Acrobat および Reader の脆弱性対策について(APSB21-55)(CVE-2021-39863等)
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2021-0040
更新履歴

  • [2023年09月20日]
      掲載