【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2021-005998

QNAP 製ネットワークビデオレコーダー製品における複数の脆弱性

概要

QNAP Systems が提供するネットワークビデオレコーダー (NVR) である VioStar シリーズには、次の複数の脆弱性が存在します。

 * コマンドインジェクション (CWE-77) - CVE-2021-38685
 * 不適切な認証 (CWE-287) - CVE-2021-38686

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 9.8 (緊急) [その他]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
※上記は、CVE-2021-38685 の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
"基本値:9.8 (緊急) [その他]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A):
※上記は、CVE-2021-38686 の評価になります。
影響を受けるシステム


QNAP Systems
  • VioStor NVR ファームウェア

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。

 * 遠隔の攻撃者により任意のコマンドを実行される - CVE-2021-38685
 * 遠隔の攻撃者により製品に不正にログインされる - CVE-2021-38686

対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアを最新版にアップデートしてください。
開発者は、本脆弱性を修正した以下のバージョンを提供しています。

 * QVR 5.1.6 build 20211109
ベンダ情報

QNAP Systems
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な認証(CWE-287) [その他]
  2. コマンドインジェクション(CWE-77) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2021-38685
  2. CVE-2021-38686
参考情報

  1. JVN : JVNVU#95429813
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2021-38685
  3. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2021-38686
更新履歴

  • [2021年12月23日]
      掲載