【活用ガイド】

JVNDB-2021-004150

Apache HTTP Server におけるリモートユーザが選択したオリジンサーバにリクエストを転送される脆弱性

概要

Apache HTTP Server には、mod_proxy に関する処理に不備があるため、リモートユーザが選択したオリジンサーバにリクエストを転送される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 9.0 (緊急) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Apache Software Foundation
  • Apache HTTP Server 2.4.48 およびそれ以前
Debian
  • Debian GNU/Linux
F5 Networks
  • F5OS
Fedora Project
  • Fedora
NetApp
  • StorageGRID
  • Clustered Data ONTAP
日立
  • Hitachi Configuration Manager
  • Hitachi Device Manager
  • Hitachi Infrastructure Analytics Advisor (海外販売のみ)
  • Hitachi Ops Center Analyzer (海外販売のみ)
  • Hitachi Ops Center API Configuration Manager

本脆弱性の影響を受ける製品の詳細については、ベンダ情報および参考情報をご確認ください。
想定される影響

巧妙に細工されたリクエスト uri-path を介して、リモートユーザが選択したオリジンサーバにリクエストを転送される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Apache Software Foundation Debian F5 Networks Fedora Project NetApp 日立
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. サーバサイドのリクエストフォージェリ(CWE-918) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2021-40438
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2021-40438
更新履歴

  • [2021年11月16日]
      掲載