【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2021-003080

オムロン製 CX-Supervisor における領域外のメモリ参照の脆弱性

概要

オムロン株式会社が提供する CX-Supervisor には、領域外のメモリ参照 (CWE-125、CVE-2021-20836) の脆弱性が存在します。

この脆弱性情報は、下記の方が JPCERT/CC に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: Michael Heinzl 氏
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.5 (警告) [その他]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 高
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


オムロン株式会社
  • CX-Supervisor v4.0.0.13
  • CX-Supervisor v4.0.0.16

開発者によると、本脆弱性を検証し再現することを確認したバージョンは上記であるとのことです。 また、CX-Supervisor は日本国外でのみ販売されている製品であるとのことです。
想定される影響

当該製品の設定を変更可能なユーザーが、細工された SCS プロジェクトファイルを開くことで、情報漏えいが起きたり、任意のコードを実行されたりする可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、最新版にアップデートしてください。
開発者は本脆弱性を修正したバージョンをリリースしています。

 * CX-Supervisor 4.1.1.2

ベンダ情報

オムロン株式会社
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 境界外読み取り(CWE-125) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2021-20836
参考情報

  1. JVN : JVNVU#90041391
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2021-20836
更新履歴

  • [2021年10月18日]
      掲載
  • [2021年11月01日]
      参考情報:National Vulnerability Database (NVD) (CVE-2021-20836) を追加