【活用ガイド】

JVNDB-2021-002283

ISC BIND にサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

ISC BIND には、応答速度制限 (RRL) が有効な環境で、named が UDP にて現在有効なインターフェイスの最大送信単位 (MTU) より大きいレスポンスを返信しようとしてアサーションエラーが発生する、サービス運用妨害 (DoS) (CWE-400、CVE-2021-25218) の脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

影響を受けるシステム


ISC, Inc.
  • BIND 9.16.19
  • BIND 9.17.16
  • BIND Supported Preview Edition 9.16.19-S1

想定される影響

遠隔の第三者によって送信された細工されたクエリを処理することで、アサーションエラーが発生し named プロセスを終了させられる可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、使用しているバージョンの最新版へアップデートしてください。
開発者は、本脆弱性を修正した次のバージョンをリリースしています。

 * BIND 9.16.20
 * BIND 9.17.17
 * BIND 9.16.20-S1
ベンダ情報

ISC, Inc.
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソースの枯渇(CWE-400) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2021-25218
参考情報

  1. JVN : JVNVU#95033866
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2021-25218
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2021-0035
  4. JPRS : (緊急)BIND 9.16.19の脆弱性(DNSサービスの停止)について (CVE-2021-25218)
  5. JPNIC : BIND 9における脆弱性について(2021年8月)
更新履歴

  • [2021年08月20日]
      掲載
  • [2021年08月23日]
      参考情報:JPNIC (BIND 9における脆弱性について(2021年8月)) を追加