【活用ガイド】

JVNDB-2021-002183

Oracle Java SE および Oracle GraalVM Enterprise Edition における Hotspot に関する脆弱性

概要

Oracle Java SE および Oracle GraalVM Enterprise Edition には、Hotspot に関する処理に不備があるため、機密性、完全性、および可用性に影響のある脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.5 (重要) [その他]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.1 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


オラクル
  • JDK 8 Update 291
  • JDK 11.0.11
  • JDK 16.0.1
  • JRE 8 Update 291
  • JRE 11.0.11
  • JRE 16.0.1
  • Oracle GraalVM Enterprise Edition 20.3.2
  • Oracle GraalVM Enterprise Edition 21.1.0
日立
  • Hitachi Automation Director
  • Hitachi Compute Systems Manager
  • Hitachi Configuration Manager
  • Hitachi Device Manager
  • Hitachi Dynamic Link Manager
  • Hitachi Global Link Manager
  • Hitachi Infrastructure Analytics Advisor (海外販売のみ)
  • Hitachi Ops Center Administrator (海外販売のみ)
  • Hitachi Ops Center Analyzer (海外販売のみ)
  • Hitachi Ops Center Analyzer viewpoint (海外販売のみ)
  • Hitachi Ops Center API Configuration Manager
  • Hitachi Ops Center Automator
  • Hitachi Ops Center Common Services (海外販売のみ)
  • Hitachi Replication Manager
  • Hitachi Tiered Storage Manager
  • Hitachi Tuning Manager

本脆弱性の影響を受ける製品の詳細については、ベンダ情報および参考情報をご確認ください。
想定される影響

リモートの攻撃者により、情報を取得される、情報を改ざんされる、およびサービス運用妨害 (DoS) 攻撃が行われる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

オラクル 日立
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報不足(CWE-noinfo) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2021-2388
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2021-2388
  2. IPA 重要なセキュリティ情報 : Oracle Java の脆弱性対策について(CVE-2021-2388等)
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2021-0032
更新履歴

  • [2021年08月02日]
      掲載
  • [2021年09月06日]
      影響を受けるシステム:ベンダ情報の追加に伴い内容を更新
      ベンダ情報:日立 (hitachi-sec-2021-129) を追加