【活用ガイド】

JVNDB-2021-002011

KUKA 製 KR C4 にハードコードされた認証情報の使用の脆弱性

概要

KUKA 社が提供する KR C4 には、次の脆弱性が存在します。

 * ハードコードされた認証情報の使用(CWE-798) - CVE-2021-33016
 * ハードコードされた認証情報の使用(CWE-798) - CVE-2021-33014
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 9.8 (緊急) [その他]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
※上記は、CVE-2021-33016の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値:8.8 (重要) [その他]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
※上記は、CVE-2021-33014の評価になります。
影響を受けるシステム


KUKA
  • KSS すべてのバージョン
  • KUKA KR C4 ファームウェア 8.7より前のバージョン

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。

 * 遠隔の第三者によって、機微な情報が格納されたフォルダへのフルアクセス(読み取り/書き込み/削除)を取得される。 - CVE-2021-33016
 * 遠隔の第三者によって、VxWorksシェルを取得される。 - CVE-2021-33014
対策

[ワークアラウンドを実施する]

 * KSS 8.3 以降の場合
  * デフォルトのパスワードを変更する

 * KSS 8.2 およびそれ以前の場合
  * パスワード変更がサポートされていないため、外部対策によりネットワーク経由でのアクセスおよび物理的なアクセスを制限する
ベンダ情報

KUKA
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. ハードコードされた認証情報の使用(CWE-798) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2021-33016
  2. CVE-2021-33014
参考情報

  1. JVN : JVNVU#95045416
  2. ICS-CERT ADVISORY : ICSA-21-208-01
更新履歴

  • [2021年07月29日]
      掲載