【活用ガイド】

JVNDB-2021-002008

Arcadyan 製ソフトウェアを使用するルーターにディレクトリトラバーサルの脆弱性

概要

Arcadyan 製ソフトウェアを使用する多数のルーターには、ディレクトリトラバーサルの脆弱性(CWE-22、CVE-2021-20090)が存在します。

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 8.1 (重要) [その他]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム

Arcadyan 製ソフトウェアを使用する多数のルーターが、本脆弱性の影響を受けます。
詳しくはCERT/CCが提供する情報、または発見者が提供する情報をご確認ください。

(複数のベンダ)
  • (複数の製品)

想定される影響

遠隔の第三者により認証を回避され、有効なアクセストークンを含む機微な情報を閲覧される可能性があります。結果として、ルーターの設定が改ざんされる可能性があります。
対策

[アップデートする]
各開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアを最新版にアップデートしてください。

[ワークアラウンドを実施する]
以下の回避策を適用することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能です。

 * WAN 側の管理機能を無効にする
 * WAN 上の Web インターフェイスを無効にする
ベンダ情報

バッファロー
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. パス・トラバーサル(CWE-22) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2021-20090
参考情報

  1. JVN : JVNVU#92877673
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2021-20090
  3. US-CERT Vulnerability Note : VU#914124
  4. 関連文書 : TRA-2021-13 (Multiple Vulnerabilities in Buffalo and Arcadyan manufactured routers)
更新履歴

  • [2021年07月27日]
      掲載