【活用ガイド】

JVNDB-2021-001893

Philips 製 Interoperability Solution XDS に重要な情報の平文送信の脆弱性

概要

Philips 社が提供する Interoperability Solution XDS document sharing system は、医療用ドキュメント共有システムです。当該製品は TLS 経由で LDAP を構成し、かつドメインコントローラーから LDAP リフェラルを返された場合に、当該製品にて重要な情報を平文で送信 (CWE-319、CVE-2021-32966) される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 3.7 (注意) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


フィリップス
  • Interoperability Solution XDS document sharing system v2.5 から v3.11 まで
  • Interoperability Solution XDS document sharing system v2018-1 から v2021-1 まで

想定される影響

遠隔の第三者により、LDAP の認証情報を読み取られる可能性があります。
対策

[ワークアラウンドを実施する]
開発者は次のワークアラウンドの適用を推奨しています。

 * TLS 経由で LDAP を利用している場合、LDAP サーバーで LDAP リフェラルを無効にする。
 * 当該製品からの検索要求に必要なデータを全て LDAP サーバーに保存する。
ベンダ情報

フィリップス
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 重要な情報の平文での送信(CWE-319) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2021-32966
参考情報

  1. JVN : JVNVU#93414026
  2. ICS-CERT ADVISORY : ICSMA-21-175-01
更新履歴

  • [2021年06月29日]
      掲載