【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2021-001575

バッファロー製ルータ WSR-1166DHP3 および WSR-1166DHP4 における複数の脆弱性

概要

株式会社バッファローが提供する WSR-1166DHP3 および WSR-1166DHP4 には、次の複数の脆弱性が存在します。

 * アクセス制限不備 (CWE-284) - CVE-2021-20730
 * OS コマンドインジェクション (CWE-78) - CVE-2021-20731

この脆弱性情報は、下記の方が JPCERT/CC に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 株式会社ゼロゼロワン 早川 宙也 氏
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.4 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 低
CVSS v2 による深刻度
基本値: 8.3 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
※上記は、CVE-2021-20731の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
※上記は、CVE-2021-20730の評価になります。
影響を受けるシステム


バッファロー
  • WSR-1166DHP3 ファームウェア Ver.1.16 およびそれ以前
  • WSR-1166DHP4 ファームウェア Ver.1.02 およびそれ以前

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。

 * 隣接するネットワーク上の攻撃者により、機器の設定情報を窃取される - CVE-2021-20730
 * 隣接するネットワーク上の攻撃者により、機器の root 権限で一部の OS コマンドを実行される - CVE-2021-20731
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアを最新版にアップデートしてください。
本脆弱性を修正したファームウェアバージョンは下記のとおりです。

 * WSR-1166DHP3 ファームウェア Ver.1.17
 * WSR-1166DHP4 ファームウェア Ver.1.03
ベンダ情報

バッファロー
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切なアクセス制御(CWE-284) [IPA評価]
  2. OSコマンドインジェクション(CWE-78) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2021-20730
  2. CVE-2021-20731
参考情報

  1. JVN : JVNVU#92862829
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2021-20730
  3. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2021-20731
更新履歴

  • [2021年06月01日]
      掲載