【活用ガイド】

JVNDB-2021-001116

PerFact Innovation 製 OpenVPN-Client にシステム構成または設定を外部からコントロール可能な脆弱性

概要

PerFact Innovation 製 OpenVPN-Client には、システム構成または設定を外部からコントロール可能な脆弱性が存在します。

PerFact Innovation 製 OpenVPN-Client には、ローカルの端末上で実行されている任意のアプリケーションからバックエンドサーバに対して、新しいインスタンスを強制的に作成することが可能な脆弱性 (CWE-15) が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 8.8 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


PerFact Innovation GmbH & Co. KG
  • OpenVPN-Client バージョン 1.4.1.0 およびそれ以前

想定される影響

遠隔の第三者により、細工した Web ページを用いることで、権限昇格やシステムユーザの権限でコードが実行される可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、最新版にアップデートしてください。
開発者は、本脆弱性の対策として次のバージョンをリリースしています。

 * OpenVPN-Client バージョン 1.6.0
ベンダ情報

PerFact Innovation GmbH & Co. KG
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. システム構成または設定の外部制御(CWE-15) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2021-27406
参考情報

  1. JVN : JVNVU#95262933
  2. ICS-CERT ADVISORY : ICSA-21-056-01
更新履歴

  • [2021年03月01日]
      掲載