【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2021-000902

影舞におけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性

概要

daifukuya.com が提供する影舞 <http://www.daifukuya.com/kagemai/> は、開発チーム内でソフトウエアのバグの情報を共有するバグトラッキングシステムです。
影舞には、任意のページアクセス可能なユーザのウェブブラウザ上で、意図しないスクリプトが実行される格納型クロスサイトスクリプティング (CWE-79) の脆弱性が存在します。

この案件は、2021年1月22日に開催された公表判定委員会による判定にて、平成29年経済産業省告示第19号および、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップガイドラインにおける、次のすべての条件を満たすことを確認したため、JVN で公表することが適当と判定されました。IPA は、その判定を踏まえ、脆弱性情報を公表すると判断しました。

1. 当該案件が調整不能であること
2. 脆弱性の存在が認められると判断できること
3. IPA が公表しない限り、当該脆弱性情報を知り得ない製品利用者がいるおそれがあること
4. 製品開発者や製品利用者の状況等を総合的に勘案して、公表が適当でないと判断する理由・事情がないこと
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.1 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


daifukuya.com
  • 影舞 0.8.8

上記は、届出で提供された情報をもとに、IPA にて脆弱性の再現を確認したバージョンです。
想定される影響

ユーザのウェブブラウザ上で、任意のスクリプトを実行される可能性があります。
対策

[影舞 0.8.8 の使用中止を検討してください]
製品開発者と連絡が取れないため、本脆弱性の対策状況は不明です。
ベンダ情報

CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. クロスサイトスクリプティング(CWE-79) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2021-20686
参考情報

  1. JVN : JVN#42220311
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2021-20686
更新履歴

  • [2021年03月25日]
      掲載