【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2021-000057

EC-CUBE における複数のクロスサイトスクリプティングの脆弱性

概要

株式会社イーシーキューブが提供する EC-CUBE には、次に挙げる複数のクロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。
・クロスサイトスクリプティング (CWE-79) - CVE-2021-20750
・クロスサイトスクリプティング (CWE-79) - CVE-2021-20751

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 株式会社STNet 森山響 氏
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.1 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.6 (注意) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
※上記は、CVE-2021-20750の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.1 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.6 (注意) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
※上記は、CVE-2021-20751の評価になります。
影響を受けるシステム


株式会社イーシーキューブ
  • EC-CUBE 3.0.0 から 3.0.18-p2 まで (EC-CUBE 3系)(CVE-2021-20750)
  • EC-CUBE 4.0.0 から 4.0.5-p1 まで (EC-CUBE 4系)(CVE-2021-20750)
  • EC-CUBE 4.0.0 から 4.0.5-p1 まで (EC-CUBE 4系)(CVE-2021-20751)

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。
・攻撃者が当該製品の管理者を細工したページに誘導し、特定の操作を実行させることにより、管理者のウェブブラウザ上で任意のスクリプトが実行される - CVE-2021-20750
・攻撃者が当該製品の管理者またはユーザを細工したページに誘導し、特定の操作を実行させることにより、管理者またはユーザのウェブブラウザ上で任意のスクリプトが実行される - CVE-2021-20751
対策

[アップデートする]
EC-CUBE 4系向けにアップデートが提供されています。
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。
なお、EC-CUBE 3系についてはアップデートは提供されておらず、パッチのみ提供されています。

[パッチを適用する]
EC-CUBE 3系および EC-CUBE 4系向けに修正パッチが提供されています。
詳しくは開発者が提供する情報をご確認ください。
ベンダ情報

株式会社イーシーキューブ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. クロスサイトスクリプティング(CWE-79) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2021-20750
  2. CVE-2021-20751
参考情報

  1. JVN : JVN#95292458
更新履歴

  • [2021年06月23日]
      掲載