【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2021-000054

Inkdrop における OS コマンドインジェクションの脆弱性

概要

Inkdrop は、Markdown エディタです。Inkdrop には、OS コマンドインジェクション (CWE-78) の脆弱性が存在します。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 株式会社 Flatt Security 森瑛司 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.8 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Takuya Matsuyama
  • Inkdrop v5.3.1 より前のバージョン

想定される影響

不正な iframe を含むファイルやコード断片を当該製品に読み込ませた場合、製品が動作するシステム上で任意の OS コマンドが実行される可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者によると、該当製品にはオートアップデート機能があり、これにより自動的に修正版にアップデートされるとのことです。
ベンダ情報

Takuya Matsuyama
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. OSコマンドインジェクション(CWE-78) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2021-20745
参考情報

  1. JVN : JVN#29949691
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2021-20745
更新履歴

  • [2021年06月22日]
      掲載