【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2021-000021

株式会社エム・システム技研製 DL8 における複数の脆弱性

概要

株式会社エム・システム技研が提供する DL8 には、次の複数の脆弱性が存在します。
・サービス運用妨害 (CWE-400) - CVE-2021-20675
・アクセス制限不備 (CWE-284) - CVE-2021-20676

CVE-2021-20675
この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 横浜国立大学 佐々木貴之 氏、吉岡克成 氏

CVE-2021-20676
この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 佐々木貴之 氏、岡田晃市郎 氏、吉岡克成 氏
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.5 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
※上記は、CVE-2021-20675の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.0 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
※上記は、CVE-2021-20676の評価になります。
影響を受けるシステム


株式会社エム・システム技研
  • タイプA (DL8-A)  Ver3.0 より前のバージョン
  • タイプB (DL8-B) Ver3.0 より前のバージョン
  • タイプC (DL8-C) Ver3.0 より前のバージョン
  • タイプD (DL8-D) Ver3.0 より前のバージョン
  • タイプE (DL8-E) Ver3.0 より前のバージョン

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。
・当該製品の簡易Webインタフェースにログイン可能なユーザによって、サービス運用妨害 (DoS) 攻撃を受ける - CVE-2021-20675
・当該製品の簡易Webインタフェースにログイン可能なユーザによって、本来操作権限のない操作を実行される - CVE-2021-20676
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアを最新版にアップデートしてください。
ベンダ情報

株式会社エム・システム技研
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [IPA評価]
  2. その他(CWE-Other) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2021-20675
  2. CVE-2021-20676
参考情報

  1. JVN : JVN#47497535
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2021-20675
  3. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2021-20676
更新履歴

  • [2021年03月12日]
     掲載