【活用ガイド】

JVNDB-2020-010442

Azure Functions における権限を昇格される脆弱性

概要

Azure Functions には、アクセスキーを検証する方法に不備があるため、権限を昇格される脆弱性が存在します。

ベンダは、本脆弱性を「Azure Functions の特権の昇格の脆弱性」として公開しています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.3 (警告) [その他]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Azure Functions

想定される影響

認証されていない攻撃者により、適切な承認なしに HTTP 関数を呼び出される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な権限管理(CWE-269) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2020-16904
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2020-16904
  2. IPA 重要なセキュリティ情報 : Microsoft 製品の脆弱性対策について(2020年10月)
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2020-0038
更新履歴

  • [2021年01月18日]
      掲載
  • [2024年02月16日]
      CVSS による深刻度:内容を更新