【活用ガイド】

JVNDB-2020-009593

Schneider Electric 製 Interactive Graphical SCADA System に複数の脆弱性

概要

Interactive Graphical SCADA System (IGSS) は、Schneider Electric 社が提供する、制御システムの監視制御用ソフトウェアです。
Interactive Graphical SCADA System (IGSS) には、次の複数の脆弱性が存在します。

 * バッファエラー (CWE-119) - CVE-2020-7550、CVE-2020-7551、CVE-2020-7552、CVE-2020-7554

 * 境界外書き込み (CWE-787) - CVE-2020-7553、CVE-2020-7555、CVE-2020-7556、CVE-2020-7558

 * 境界外読み込み (CWE-125) - CVE-2020-7557
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.8 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
※上記は、CVE-2020-7550の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.8 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
※上記は、CVE-2020-7551の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.8 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
※上記は、CVE-2020-7552の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.8 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
※上記は、CVE-2020-7553の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.8 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
※上記は、CVE-2020-7554の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.8 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
※上記は、CVE-2020-7555の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.8 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
※上記は、CVE-2020-7556の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.8 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
※上記は、CVE-2020-7557の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.8 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
※上記は、CVE-2020-7558の評価になります。
影響を受けるシステム


Schneider Electric
  • Interactive Graphical SCADA System (IGSS) Version 14.0.0.20247

想定される影響

細工された CGF (Configuration Group File) ファイルを IGSS Definition にインポートした場合、任意のコードが実行される可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、対策版にアップデートしてください。
今回の脆弱性に対処したバージョンがリリースされています。
 * IGSS Version 14.0.0.20248
 * IGSS Version 15.0

[ワークアラウンドを実施する]
 * 信頼されていない CGF ファイルのインポートを避ける
ベンダ情報

Schneider Electric
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. バッファエラー(CWE-119) [IPA評価]
  2. 境界外読み取り(CWE-125) [IPA評価]
  3. 境界外書き込み(CWE-787) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2020-7550
  2. CVE-2020-7551
  3. CVE-2020-7552
  4. CVE-2020-7553
  5. CVE-2020-7554
  6. CVE-2020-7555
  7. CVE-2020-7556
  8. CVE-2020-7557
  9. CVE-2020-7558
参考情報

  1. JVN : JVNVU#99979220
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2020-7550
  3. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2020-7551
  4. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2020-7552
  5. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2020-7553
  6. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2020-7554
  7. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2020-7555
  8. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2020-7556
  9. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2020-7557
  10. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2020-7558
  11. ICS-CERT ADVISORY : ICSA-20-324-04
更新履歴

  • [2020年11月19日]
      掲載