【活用ガイド】

JVNDB-2020-009453

NEXCOM 製 NIO 50 に複数の脆弱性

概要

NEXCOM が提供する NIO 50 は、産業システム向け無線センサネットワーク用ゲートウェイです。当該製品には、次の複数の脆弱性が存在します。

 * 不適切な入力検証 (CWE-20) - CVE-2020-25151
 * 重要な情報の平文での送信 (CWE-319) - CVE-2020-25155
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.3 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 低
※上記は、CVE-2020-25151の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
※上記は、CVE-2020-25155の評価になります。
影響を受けるシステム


NEXCOM International Co., Ltd.
  • NIO 50 ファームウェア すべてのバージョン

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受けるおそれがあります。

 * 遠隔の第三者によって、サービス運用妨害 (DoS) 攻撃を受ける - CVE-2020-25151
 * 隣接するネットワーク上の第三者によって、機微な情報を窃取される - CVE-2020-25155
対策

2020年11月4日現在、対策方法は不明です。

開発者によると、当該製品はすでに販売およびサポートが終了しているとのことです。
ベンダ情報

NEXCOM International Co., Ltd.
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [IPA評価]
  2. 重要な情報の平文での送信(CWE-319) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2020-25151
  2. CVE-2020-25155
参考情報

  1. JVN : JVNVU#99139582
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2020-25151
  3. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2020-25155
  4. ICS-CERT ADVISORY : ICSA-20-308-02
更新履歴

  • [2020年11月06日]
      掲載