【活用ガイド】

JVNDB-2020-009420

Microsoft Exchange Server におけるリモートでコードを実行される脆弱性

概要

Microsoft Exchange Server には、コマンドレット引数の不適切な検証により、リモートでコードを実行される脆弱性が存在します。

ベンダは、本脆弱性を「Microsoft Exchange Server のリモートでコードが実行される脆弱性」として公開しています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 8.4 (重要) [その他]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 高
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.0 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Exchange Server 2016 Cumulative Update 16
  • Microsoft Exchange Server 2016 Cumulative Update 17
  • Microsoft Exchange Server 2019 Cumulative Update 5
  • Microsoft Exchange Server 2019 Cumulative Update 6

想定される影響

リモートでコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な権限管理(CWE-269) [NVD評価]
  2. インジェクション(CWE-74) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2020-16875
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2020-16875
  2. IPA 重要なセキュリティ情報 : Microsoft 製品の脆弱性対策について(2020年9月)
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2020-0036
更新履歴

  • [2020年11月05日]
      掲載
  • [2024年02月16日]
      CVSS による深刻度:内容を更新
      CWE による脆弱性タイプ一覧:内容を更新