【活用ガイド】

JVNDB-2020-008964

MELSEC iQ-R シリーズの Ethernet ポートにおけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

三菱電機株式会社が提供する MELSEC iQ-R シリーズの Ethernet ポートには、リソース枯渇 (CWE-400) に起因するサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性が存在します。

この脆弱性情報は、製品利用者への周知を目的に、開発者が JPCERT/CC に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 8.6 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


三菱電機
  • MELSEC iQ-R シリーズ R00/01/02CPU ファームウェアバージョン "20" およびそれ以前
  • MELSEC iQ-R シリーズ R04/08/16/32/120 (EN) CPU ファームウェアバージョン "52" およびそれ以前
  • MELSEC iQ-R シリーズ R08/16/32/120SFCPU ファームウェアバージョン "22" およびそれ以前
  • MELSEC iQ-R シリーズ R08/16/32/120PCPU ファームウェアバージョン "25" およびそれ以前
  • MELSEC iQ-R シリーズ R16/32/64MTCPU 全バージョン

想定される影響

遠隔の第三者によって細工されたパケットを受信することで、CPU ユニットでエラーが発生し、製品のプログラム実行およびネットワーク機能が停止するサービス運用妨害 (DoS) 攻撃を受ける可能性があります。
なお、復旧にはリセットが必要です。
対策

[アップデートする]
一部製品においては、次のとおりアップデートがリリースされています。

  * R00/01/02CPU ファームウェアバージョン "21" およびそれ以降
  * R04/08/16/32/120CPU、R04/08/16/32/120ENCPU ファームウェアバージョン "53" およびそれ以降
  * R08/16/32/120SFCPU ファームウェアバージョン "23" およびそれ以降
  * R08/16/32/120PCPU:ファームウェアバージョン "26" およびそれ以降

開発者によると、上記以外の製品については近日中にリリース予定とのことです。

[ワークアラウンドを実施する]
次の回避策を適用することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能です。

  * 当該製品をインターネットに接続する場合には、ファイアウォールや仮想プライベートネットワーク (VPN) 等を使用する
  * 信頼できないネットワークやホストからのアクセスを制限する

詳しくは開発者が提供する情報をご確認ください。
ベンダ情報

三菱電機
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソースの枯渇(CWE-400) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2020-16850
参考情報

  1. JVN : JVNVU#96827040
  2. ICS-CERT ADVISORY : ICSA-20-282-02
更新履歴

  • [2020年10月09日]
      掲載
  • [2020年10月28日]
      影響を受けるシステム:内容を更新
      対策:内容を更新
  • [2021年02月19日]
      影響を受けるシステム:内容を更新
      対策:内容を更新