【活用ガイド】

JVNDB-2020-008145

Microsoft Office Online Server および Office Web Apps におけるなりすまされる脆弱性

概要

Microsoft Office Online Server および Office Web Apps には、Office Web Apps サーバが巧妙に細工された要求を適切にサニタイズしない場合、なりすまされる脆弱性が存在します。

ベンダは、本脆弱性を「Office Web Apps XSS 脆弱性」として公開しています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.1 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Office Online Server
  • Microsoft Office Web Apps 2013 SP1

想定される影響

なりすまされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. クロスサイトスクリプティング(CWE-79) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2020-1442
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2020-1442
  2. IPA 重要なセキュリティ情報 : Microsoft 製品の脆弱性対策について(2020年7月)
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2020-0029
更新履歴

  • [2020年09月03日]
      掲載