【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2020-007306

トレンドマイクロ株式会社製のウイルスバスター クラウドのドライバに境界外読み込みの脆弱性

概要

トレンドマイクロ株式会社が提供するウイルスバスター クラウドのドライバには、境界外読み取り (CWE-125) の脆弱性が存在します。

この脆弱性情報は、製品利用者への周知を目的に、開発者が JPCERT/CC に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 6.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 高
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


トレンドマイクロ
  • ウイルスバスター クラウド バージョン16、16.0.1302 およびそれ以前のバージョン
  • ウイルスバスター クラウド バージョン15

想定される影響

システム上のユーザの操作により、当該製品のドライバが、無効なメモリアドレスに対する操作を行うシステムコールを発行し、その結果システムがクラッシュする可能性があります。
対策

[バージョンアップする]
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。

開発者は、バージョン 16.0.1370 にて本脆弱性の修正を行っています。
ベンダ情報

トレンドマイクロ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 境界外読み取り(CWE-125) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2020-15603
参考情報

  1. JVN : JVNVU#94105662
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2020-15603
更新履歴

  • [2020年08月07日]
      掲載
  • [2020年08月12日]
       影響を受けるシステム:内容を更新