JVNDB-2020-006737
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Apache Tomcat における複数のサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性
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The Apache Software Foundation から、Apache Tomcat の脆弱性に対するアップデートが公開されました。
* h2c direct connection における HTTP/2 へのアップグレード処理において、HTTP/1.1 を扱うオブジェクトを破棄しないためヒープを過剰に消費する - CVE-2020-13934
* WebSocket フレームのペイロード長が適切に検証されない - CVE-2020-13935
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CVSS v3 による深刻度 基本値: 7.5 (重要) [NVD値]
- 攻撃元区分: ネットワーク
- 攻撃条件の複雑さ: 低
- 攻撃に必要な特権レベル: 不要
- 利用者の関与: 不要
- 影響の想定範囲: 変更なし
- 機密性への影響(C): なし
- 完全性への影響(I): なし
- 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度 基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
- 攻撃元区分: ネットワーク
- 攻撃条件の複雑さ: 低
- 攻撃前の認証要否: 不要
- 機密性への影響(C): なし
- 完全性への影響(I): なし
- 可用性への影響(A): 部分的
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Apache Software Foundation
- Apache Tomcat 10.0.0-M1 to 10.0.0-M6 まで
- Apache Tomcat 9.0.0.M1 から 9.0.36 まで
- Apache Tomcat 8.5.0 から 8.5.56 まで
- Apache Tomcat 7.0.27 から 7.0.104 まで
日立
- Hitachi Ops Center Common Services (海外販売のみ)
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本脆弱性の影響を受ける製品の詳細については、ベンダ情報および参考情報をご確認ください。
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想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受けるおそれがあります。
* 遠隔の第三者から、h2c direct connection による HTTP/2 へのアップグレードの要求が大量に行われると、OutOfMemoryException が発生し、サービス運用妨害 (DoS) 状態になる - CVE-2020-13934
* 遠隔の第三者から無効なペイロード長の通信が行われると、無限ループが発生しサービス運用妨害 (DoS) 状態になる - CVE-2020-13935
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[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。
開発者は、本脆弱性の対策版として次のバージョンをリリースしています。
* Apache Tomcat 10.0.0-M7
* Apache Tomcat 9.0.37
* Apache Tomcat 8.5.57
* Apache Tomcat 7.0.105
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Apache Software Foundation
日本電気
日立
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- 無限ループ(CWE-835) [NVD評価]
- 有効期限後のメモリの解放の欠如(CWE-401) [NVD評価]
- NULL ポインタデリファレンス(CWE-476) [NVD評価]
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- CVE-2020-13934
- CVE-2020-13935
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- JVN : JVNVU#96390265
- National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2020-13934
- National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2020-13935
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- [2020年07月16日]
掲載
- [2020年10月28日]
影響を受けるシステム:内容を更新
ベンダ情報:Hitachi Software Vulnerability Information (hitachi-sec-2020-130) を追加
ベンダ情報:ソフトウェア製品セキュリティ情報 (hitachi-sec-2020-130) を追加
- [2021年08月10日]
ベンダ情報:日本電気 (NV20-012) を追加
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