【活用ガイド】

JVNDB-2020-006476

Grundfos 製 CIM 500 に複数の脆弱性

概要

Grundfos 社が提供する CIM 500 は、Grundfos 製の機器でイーサネットを使用したデータ通信を可能にするための拡張モジュールです。
CIM 500 には次の複数の脆弱性が存在します。

* 重要な機能に対する認証の欠如 (CWE-306) - CVE-2020-10605
* 認証情報の平文保存 (CWE-256) - CVE-2020-10609
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.5 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
※上記は、CVE-2020-10605 の評価になります。


CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.5 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
※上記は、CVE-2020-10609 の評価になります。
影響を受けるシステム


Grundfos
  • CIM 500 v06.16.00 未満

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受けるおそれがあります。

* 遠隔の第三者により、パスワードが格納されているファイルにアクセスされる - CVE-2020-10605
* 当該製品に平文で認証情報が格納されているため、当該製品にアクセス可能な第三者が、機微な情報を窃取したり、システム設定を変更したりする- CVE-2020-10609
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、使用しているバージョンの最新版へアップデートしてください。
開発者は、本脆弱性を修正した次のバージョンをリリースしています。

* CIM 500 v06.16.00

また、アップデート後にユーザーの認証情報を変更することを推奨しています。
ベンダ情報

Grundfos
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認証情報の平文保存(CWE-256) [IPA評価]
  2. 重要な機能に対する認証の欠如(CWE-306) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2020-10605
  2. CVE-2020-10609
参考情報

  1. JVN : JVNVU#91070438
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2020-10609
  3. National Vulnerability Database (NVD) : cve-2020-10605
  4. ICS-CERT ADVISORY : ICSA-20-189-01
更新履歴

  • [2020年07月09日]
      掲載