【活用ガイド】

JVNDB-2020-004666

複数の Johnson Controls 製品に重要な情報の平文保存に関する脆弱性

概要

Johnson Controls が提供する複数の製品には、重要な情報の平文保存に関する脆弱性が存在します。

Johnson Controls が提供する Software House C CURE 9000 および American Dynamics victor VMS は産業用入退室管理システム、およびビデオ管理ソフトウエアです。当該製品には、重要な情報の平文保存の脆弱性 (CWE-312) が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 9.9 (緊急) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
影響を受けるシステム


ジョンソンコントロールズ
  • American Dynamics victor Video Management System Version 5.2
  • Software House C CURE Version 2.70

想定される影響

当該製品のインストールまたはアップグレードを実行したユーザの認証情報が、ログファイルに平文で保存され、インストール後も削除されないため、遠隔の第三者により認証情報を窃取される可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。

[ワークアラウンドを実施する]
以下の回避策を適用することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能です。
  * c:program\data\tyco\installertemp のログファイルを削除し、Windows アカウントのパスワードを変更する

詳細については、開発者が提供するアドバイザリ JCI-PSA-2020-4 を参照ください。
ベンダ情報

ジョンソンコントロールズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 重要な情報の平文保存(CWE-312) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2020-9045
参考情報

  1. JVN : JVNVU#91294008
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2020-9045
  3. ICS-CERT ADVISORY : ICSA-20-142-01
更新履歴

  • [2020年05月25日]
      掲載