【活用ガイド】

JVNDB-2020-003281

Rockwell Automation 製 RSLinx Classic における重要なリソースに対する不適切なパーミッションの割り当ての脆弱性

概要

Rockwell Automation 社が提供する RSLinx Classic は、産業機器の管理用ソフトウエアです。RSLinx Classic には、重要なリソースに対する不適切なパーミッションの割り当て (CWE-732) の脆弱性が存在します。この脆弱性を悪用することで、認証されたローカルの第三者がレジストリキーを変更することが可能です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 8.8 (重要) [その他]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.2 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Rockwell Automation
  • Rockwell Automation RSLinx Classic Version 4.11.00 およびそれ以前

想定される影響

認証されたローカルの第三者によってレジストリキーが変更され、RSLinx Classic を起動する際に、システム権限で任意のコードを実行される可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに、最新版にアップデートしてください。

[パッチを適用する]
RSLinx Classic Version 3.60 から 4.11 を利用している場合は、
開発者が提供する情報をもとに、patch 1091155 を適用してください。
ベンダ情報

Rockwell Automation
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 重要なリソースに対する不適切なパーミッションの割り当て(CWE-732) [その他]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2020-10642
参考情報

  1. JVN : JVNVU#99126710
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2020-10642
  3. ICS-CERT ADVISORY : ICSA-20-100-01
更新履歴

  • [2020年04月13日]
      掲載