【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2020-002957

トヨタ自動車製 DCU (ディスプレイコントロールユニット) に脆弱性

概要

トヨタ自動車製 DCU (ディスプレイコントロールユニット) には、BlueBorne の脆弱性に起因する脆弱性が存在します。

この脆弱性情報は、製品利用者への周知を目的に、開発者が JPCERT/CC に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 8.2 (重要) [IPA値]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 低
CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.5 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


トヨタ自動車
  • ディスプレイコントロールユニット

次の該当地域および期間に製造された車両に搭載されている 2017年製 DCU 車種: LC、LS、NX、RC、RC-F、CAMRY、SIENNA 期間: 2016年10月から2019年10月 地域: 日本以外の全地域 詳しくは、【ベンダ情報】をご確認ください。
想定される影響

第三者によって、DCU に対してサービス運?妨害 (DoS) 攻撃が行われたり任意のコマンドを実装されたりする可能性があります。
また、DCU を経由して車両に対する操作が行われる可能性があります。
開発者によると、走る、曲る、止まるといった車両運動制御には影響しない事を確認済みとのことです。

詳しくは、【ベンダ情報】および【参考情報】をご確認ください。
対策

[アップデートする]
開発者によると、本脆弱性に対応した DCU のアップデートを提供しているとのことです。

詳しくは、【ベンダ情報】をご確認ください。
ベンダ情報

トヨタ自動車
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切なデフォルトパーミッション(CWE-276) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2020-5551
参考情報

  1. JVN : JVNVU#99396686
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2020-5551
  3. US-CERT Vulnerability Note : VU#240311
  4. 関連文書 : Tencent Keen Security Lab
更新履歴

  • [2020年03月31日]
      掲載
  • [2020年04月21日]
      参考情報:National Vulnerability Database (NVD) (CVE-2020-5551) を追加