【活用ガイド】

JVNDB-2020-002855

複数の Microsoft Exchange Server におけるなりすましの脆弱性

概要

複数の Microsoft Exchange Server には、影響を受ける Exchange サーバを対象とする巧妙に細工された Web リクエストを適切にサニタイズしない場合、なりすましの脆弱性が存在します。

ベンダは、本脆弱性を「Microsoft Exchange Server のなりすましの脆弱性」として公開しています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.4 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 要
  • 影響の想定範囲: 変更あり
  • 機密性への影響(C): 低
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 3.5 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Exchange Server 2016 Cumulative Update 14
  • Microsoft Exchange Server 2016 Cumulative Update 15
  • Microsoft Exchange Server 2019 Cumulative Update 3
  • Microsoft Exchange Server 2019 Cumulative Update 4

想定される影響

なりすまされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. クロスサイトスクリプティング(CWE-79) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2020-0903
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2020-0903
  2. IPA 重要なセキュリティ情報 : Microsoft 製品の脆弱性対策について(2020年3月)
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2020-0010
更新履歴

  • [2020年03月27日]
      掲載