【活用ガイド】

JVNDB-2020-001793

Microsoft Exchange Server におけるリモートでコードを実行される脆弱性

概要

Microsoft Exchange Server には、メモリ内のオブジェクトの適切な処理に失敗した場合、リモートでコードを実行される脆弱性が存在します。

ベンダは、本脆弱性を「Microsoft Exchange Validation Key Remote Code Execution Vulnerability」として公開しています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 8.8 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.0 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 単一
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Exchange Server 2010 SP3 Update Rollup 30
  • Microsoft Exchange Server 2013 Cumulative Update 23
  • Microsoft Exchange Server 2016 Cumulative Update 14
  • Microsoft Exchange Server 2016 Cumulative Update 15
  • Microsoft Exchange Server 2019 Cumulative Update 3
  • Microsoft Exchange Server 2019 Cumulative Update 4

想定される影響

リモートでコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 信頼性のないデータのデシリアライゼーション(CWE-502) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2020-0688
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2020-0688
  2. IPA 重要なセキュリティ情報 : Microsoft 製品の脆弱性対策について(2020年2月)
  3. JPCERT 注意喚起 : JPCERT-AT-2020-0008
更新履歴

  • [2020年02月26日]
      掲載