【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2020-000050

Fanuc i Series CNC におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

ファナック株式会社が提供する Fanuc i Series CNC には、サービス運用妨害 (DoS) (CWE-400) の脆弱性が存在します。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: Industrial Control Security Laboratory of Qi An Xin Technology Group Inc. from China

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 低
CVSS v2 による深刻度
基本値: 3.3 (注意) [IPA値]
  • 攻撃元区分: 隣接
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


ファナック株式会社
  • FANUC Power Motion i-MODEL A
  • FANUC Series 0i-Mate D
  • FANUC Series 0i-MODEL B
  • FANUC Series 0i-MODEL C
  • FANUC Series 0i-MODEL D
  • FANUC Series 0i-MODEL F
  • FANUC Series 0i-MODEL F Plus
  • FANUC Series 16i/18i-WB
  • FANUC Series 16i/18i/21i-MODEL B
  • FANUC Series 30i/31i/32i-B Plus
  • FANUC Series 30i/31i/32i-MODEL A
  • FANUC Series 30i/31i/32i/35i-B

詳しくは、開発者が提供する情報 (要ログイン) をご確認ください。
想定される影響

遠隔の第三者によってサービス運用妨害 (DoS) 攻撃を受け、他の機器へのアクセスが阻害される可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者によりパッチやアップデートが提供されています。詳しくは開発者が提供する情報 (要ログイン) を参照してください。

[ワークアラウンドを実施する]
次の回避策を適用することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能です。
・ファイアウォールを設置し、ネットワーク経由の外部機器からのアクセスを制限する
ベンダ情報

ファナック株式会社
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2020-12739
参考情報

  1. JVN : JVN#84959128
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2020-12739
更新履歴

  • [2020年07月31日]
      掲載
  • [2020年07月31日]
       概要、共通脆弱性識別子:記載を修正