【活用ガイド】

JVNDB-2019-016322

Apache HTTP Server の mod_proxy_wstunnel における HTTP リクエストスマグリングに関する脆弱性

概要

Apache HTTP Server の mod_proxy_wstunnel には、オリジンサーバによりアップグレードされない URL が設定された際、接続全体をトンネリングしているため、HTTP リクエストスマグリングに関する脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 5.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): なし
CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Apache Software Foundation
  • Apache HTTP Server 2.4.6 から 2.4.46
Debian
  • Debian GNU/Linux
Fedora Project
  • Fedora
オラクル
  • Instantis EnterpriseTrack
  • Oracle Enterprise Manager Ops Center
  • ZFS Storage Appliance Kit
日立
  • Cosminexus HTTP Server
  • uCosminexus Application Server
  • uCosminexus Application Server(64)
  • uCosminexus Application Server-R
  • uCosminexus Developer
  • uCosminexus Primary Server Base
  • uCosminexus Primary Server Base(64)
  • uCosminexus Service Architect
  • uCosminexus Service Platform
  • uCosminexus Service Platform(64)

本脆弱性の影響を受ける製品の詳細については、ベンダ情報および参考情報をご確認ください。
想定される影響

HTTP の検証、または認証、認可の設定なしにリクエストを通過される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Apache Software Foundation Debian Fedora Project オラクル 日立
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. HTTP リクエストスマグリング(CWE-444) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2019-17567
参考情報

  1. JVN : JVNVU#96037838
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2019-17567
  3. 関連文書 : CVE-2019-17567: Apache httpd: mod_proxy_wstunnel tunneling of non Upgraded connections
更新履歴

  • [2022年02月24日]
      掲載
  • [2022年03月14日]
      影響を受けるシステム:ベンダ情報の追加に伴い内容を更新
      ベンダ情報:日立 (hitachi-sec-2022-110) を追加