JVNDB-2019-015871
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三菱電機製 MELFA FR シリーズおよび CR シリーズならびに ASSISTA のロボットコントローラにおけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性
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三菱電機株式会社が提供する産業用ロボット MELFA FR シリーズおよび CR シリーズならびに協働ロボット ASSISTA のロボットコントローラには、リソース管理の問題 (CWE-399) に起因する、サービス運用妨害 (DoS) の脆弱性が存在します。
この脆弱性情報は、製品利用者への周知を目的に、開発者が JPCERT/CC に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
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CVSS v3 による深刻度 基本値: 7.5 (重要) [IPA値]
- 攻撃元区分: ネットワーク
- 攻撃条件の複雑さ: 低
- 攻撃に必要な特権レベル: 不要
- 利用者の関与: 不要
- 影響の想定範囲: 変更なし
- 機密性への影響(C): なし
- 完全性への影響(I): なし
- 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度 基本値: 7.8 (危険) [NVD値]
- 攻撃元区分: ネットワーク
- 攻撃条件の複雑さ: 低
- 攻撃前の認証要否: 不要
- 機密性への影響(C): なし
- 完全性への影響(I): なし
- 可用性への影響(A): 全面的
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三菱電機
- MELFA FR シリーズ
- MELFA CR シリーズ
- MELFA ASSISTA
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三菱電機
- rh12frh55 ファームウェア
- rh12rfh70 ファームウェア
- rh1frhr ファームウェア
- rh3frh35 ファームウェア
- rh3frh45 ファームウェア
- rh3frh55 ファームウェア
- rh3frhr ファームウェア
- rh6frh35 ファームウェア
- rh6frh45 ファームウェア
- rh6frh55 ファームウェア
- rv13fr ファームウェア
- rv13frl ファームウェア
- rv20fr ファームウェア
- rv2fr ファームウェア
- rv2frl ファームウェア
- rv4fr ファームウェア
- rv4frl ファームウェア
- rv7fr ファームウェア
- rv7frl ファームウェア
- rv7frll ファームウェア
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各シリーズの型番、コントローラ型式、およびファームウェアバージョンについては、開発者が提供する情報をご確認ください。
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遠隔の第三者によって短時間に大量に送信されたパケットをロボットコントローラの Ethernet ポートが受信すると、ロボットプログラムの実行および通信がサービス運用妨害 (DoS) 状態となる可能性があります。
また、サービス運用妨害 (DoS) 状態となった際にエラーが発生する場合があります。その場合、復旧にはロボットコントローラの電源再投入が必要です。
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[ワークアラウンドを実施する]
開発者によると、次の回避策を適用することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能とのことです。
* 当該製品をインターネットに接続する場合には、ファイアウォールや仮想プライベートネットワーク (VPN) などを使用する
* 当該製品を LAN 内での使用に限定し、信頼できないネットワークやホストからのアクセスを制限する
* 当該製品の IP フィルタ機能を使用し、信頼できないネットワークやホストからのアクセスを制限する
* IP フィルタ機能に対応したシリーズとファームウェアバージョン:
* MELFA FRシリーズ:C2 版 およびそれ以降
* MELFA CRシリーズ:C2 版 およびそれ以降
* MELFA ASSISTA:C2 版 およびそれ以降
詳しくは、開発者が提供する情報を参照してください。
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三菱電機
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- リソース管理の問題(CWE-399) [その他]
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- CVE-2021-20586
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- JVN : JVNVU#96738752
- National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2021-20586
- ICS-CERT ADVISORY : ICSA-21-021-04
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- [2021年01月22日]
掲載
- [2021年05月19日]
対策:内容を更新
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